1997年クリスマスの聖夜にスタートしたLove Classics柴田智子 with you。

音楽に出来ること、それは“愛”ある共有でありコミュニケーション。 この永遠のテーマをスローガンに、お客様とステージが一体感を持ち、 ライブ感覚で共にいい音楽を作ってくことを目指します。
ラヴ(愛あるもの)・クラシックス(伝統)は、自分の目で確かめ、 自らの感性で人生を、もっと自由に心豊かに、 もっと貪欲に生きてみたい人のための心のビタミンとなる音楽体験です。

ジャンルにとらわれることなく、世界中の音楽シーンの中から厳選した、 質の良い、心に響く美しいナンバーを馴染みやすい、 オリジナル・アレンジで構成し、最高の時間を共有して頂くための、 柴田智子からの特別なプログラムのコンサートです。

いつも新鮮な楽しさと感動につつまれた音楽を目指します。





いつも新鮮な楽しさと感動に満ち溢れた音楽を目指してきた
Love Classicsシリーズは、その集大成として
2006年3月17日紀尾井ホールにて
第17回「エタニティー“永遠に”」をおこないました。


シリーズ詳細はHistoryのページをご覧ください。





Love Classics 17th 〜Eternity〜のメッセージ  〜柴田智子〜

ラブクラシックスコンサートシリーズは1997年の12月25日の聖夜に始まりました。企画が決まったのは同年の8月、セミの鳴き声も高まる、父の亡くなった日でした。

父の介護をするため、意を決してアメリカでの仕事を停止し日本へ戻ってきました。それは東芝EMIの専属契約アーチストとして快調にCD制作、コンサートやテレビ等の活動の場も広がっている矢先でした。私は今まで何故か生死をさまよう人のそばにいる境遇のようです。2001年の同時多発テロの時も現場から5分の場所におり、多くの人びとが生きることと戦っている姿をまのあたりにしました。何度も音楽活動を停止せざるを得ない時期のあるなか、そのたびに私は心が渇望し、死と永遠の渕で音楽活動に命を燃やし、逆境だからこそ生まれてくる愛のエネルギーを皆様に発信し続けたいと感じました。

「ラブクラシックス」は”愛”をテーマに、心に残る伝統を自らの感性でジャンルの隔てなく残したいと一回ずつメッセージとテーマを打ち出して作り上げてきたコンサートシリーズです。「人の心をつなぐ歌を自分の声で表現し、人びとをつなぐ交差点でありたい」とお客様に音楽でのコミュニケーションの喜びを味わっていただこうと企画してまいりました。今回がPreを含め19回目となります。その選曲、アレンジの方法や構成は、世界中を飛び回り実際各地を訪ねて見つけてきた曲にも発想を得て表現してきました。それが一味違った私と音楽の関係であり、皆様と共有したい「LOVE」の証だと思っています。

私たちは今、生きる価値観も簡単に揺らぐ混沌とした時代に生きていますが、どんな職業でも、どんな立場でも、「そこでどう生きるか」「何ができると考えるか」を決めるのは自分です。大変な過程も愛や喜びのエネルギーによって達成へと進んでいきます。等身大、自然体で安心できる声を歌詞にのせることのできる歌手であり続けること、優しく、幸せに歌い続けることがこれからの更なる私の静かな挑戦です。自分の声と音楽にシンプルに向き合うことで、スタンダードに、たおやかに舞台から皆様に音楽をお届けできればと思っております。心で聴く音楽、心で感じる音楽と人の絆は現代に失われつつある愛のエネルギーとなることでしょう。

今まで私を支えてくださった数多くのミュージシャンやスタッフの方々に感謝の気持ちを送らせていただくとともに、このコンサートシリーズの中盤からご支援いただき今回の「音楽の贈り物」を皆様に届けてくださったジョンソン・エンド・ジョンソン ビジョンケアカンパニーの皆様には心から御礼申し上げます。

皆様が「心の目」で音楽のシャワーを浴びていただければこんなに嬉しいことはありません。本当のクラシック音楽はとても心地の良いものです。それにスパイスを加え素敵にアレンジした、私達の音楽が皆様のお心に届くであろうことを祈っています。これからも柴田智子の新たな挑戦を見守り、応援してください!共に楽しめることに感謝と喜びをこめて。
(2006年3月17日 柴田智子)





Love Classics 17th 開催によせて
〜菊島 大〜 (音楽ジャーナリスト/前・東京新聞文化部編集委員)

始まりへ 「Love Classics」へのオマージュ
「さて、明日はまた別の日が始まる。これが私の道、そして、かつて偉大な芸術家が通ってきた道なのです。」マリア・カラスの忘れられない言葉だ。アーティストとは、限りなきものを求めて歩み続ける旅人なのだろう。常に新たな旅立ちをしなければ聴衆に最小限の楽しさしか与えられない、とカラスはいった。そのことが、アーティストを新たな挑戦に駆り立てもする。ソプラノアーティスト、柴田智子が自らプロデュースするコンサートシリーズ 「Love Classics」は17回目の今回でピリオドを打つ。「Eternity〈永遠に〉」というコンサート・タイトルは、そのような意味で象徴的だ。きっと、よりグレードアップした新企画が胎動しはじめているに違いない。97年のクリスマス公演以来、人と人の心を歌でつなぐ意図を自分の感性で紡いできた柴田智子。バッハ、ヘンデル、モーツァルトなどクラシックの名曲から、ビートルズ、ピアソラ、ミュージカル・ナンバーまでジャンルをこえた、心に響く歌の数々を歌ってきた。フィンランドの伝承歌「カレリアの丘」は、いつしかスタンダードナンバーになった。美声で感動を与えるステージから、奥底から生まれる祈りが歌に昇華したステージへと、柴田智子の世界は深化した。明日を歌う旅は限りなく続く。
(2006年3月)

 

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